ドコモから新料金プラン「ahamo(アハモ)」が発表されました。
大手キャリアであるドコモからまさか低価格プラン登場。
業界全体での価格競争と私たちユーザーの乗り換えが激化することは必至です。
ドコモで11年、楽天モバイルで約3年それぞれ利用してきた私がこの記事を書かない訳にはいきません!

ドコモのahamo登場によって楽天モバイルが窮地に・・・ってホント?
「ahamo(アハモ)」と「Rakuten UN-LIMIT Ⅴ」のメリット・デメリットを比較しながら、両者のプランの裏側を紐解き解説致します!
ドコモの新プランahamo(アハモ)とは?

「ahamo(アハモ)」とはドコモが2021年3月から提供する新料金プランの名称です。
サブブランドではなく新しいプランであるとのことですが、実質的にはサブブランドです。
データ使用量20GBで月額2980円。
ざわ・・
ざわざわ・・・
そう、楽天モバイルと同じ価格です!
楽天モバイルや他MVMOを意識したプラン内容であることは明白です。
ahamoのコンセプトについては、以下docomoの報道発表資料より引用致します。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ニューノーマル時代を切り開いていくデジタルネイティブ世代にフィットした、月間データ容量20GBを月額2,980円(税抜)でご利用いただける新たな料金プラン、「ahamo(アハモ)」を2021年3月に提供開始いたします。
なるほど。
かっこいいカタカナ並べやがって・・・
~用語解説コラム~

ニューノーマルを英訳すると「New Normal」
つまり「新しい常態」
直近で言うと、時代を大きく変える引き金となった「新型コロナウイルス」と「ニューノーマル」という言葉が紐付けられる場面を多く見かけます。
ソーシャルディスタンスやリモートワークが活発化したことで生活様式が大きく変わりました。
ahamoが新規契約の手続きをWEBサイトに限定することからも、ニューノーマル時代への対応が見て取れます。

インターネット環境が普及した中で育った20代前後の若い世代です。
ahamoは若者客層を狙ったプランですが、多くの人にとってお得になる可能性を秘めたプラン内容です!
ドコモ「ahamo」と楽天モバイル「UN-LIMIT V」のプラン内容比較

ドコモ「ahamo(アハモ)」vs楽天アンリミット。
プラン内容の比較がこちらです。
ahamo(アハモ) | Rakuten UN-LIMIT V | |
---|---|---|
月額料金 | 2,980円(税抜) | 2,980円(税抜) 300万人1年無料 |
月間利用可能 データ容量 | 20GB | 楽天回線:無制限 パートナー回線:5GB |
利用可能データ容量超過後速度 | 送受信時最大1Mbps | 送受信時最大1Mbps (パートナー回線) |
ネットワーク | 4G/5G | 4G/5G |
音声通話 | 5分以内の国内通話無料 5分をこえる国内通話有料 | 無料 |
SMS | 1通あたり3円 | 無料 |
契約手続き | WEB | WEB+店頭 |
事務手数料 | 無料 | 無料 |
解約金 | 無料 | 無料 |
本記事では、純粋にプランの内容のみで比較致します!
「ドコモahamo」を選ぶメリット・デメリット
ネットワークの品質はドコモの圧勝です。
自社回線の提供エリアや通信の安定性もドコモが楽天モバイルを上回ります。
さらに月額2980円で20GBも使えたら超優良です。
このメリット1つで楽天モバイルのメリット3つ分ぐらいカバーできる気がします。

じゃあahamoに乗り換えよう!
・・・いや、ちょっと待って!
ドコモ「ahamo(アハモ)」のデメリットについてもちゃんと理解しておきましょう。
ドコモahamoは5分間までの国内通話が無料。5分をこえる国内通話は20円/30秒の料金が発生します。
はっきり言って5分はちょっと足りないです。
私は電話のおよそ8割ぐらいはLINE電話を使いますが、職場や電話する相手によって敢えて普通電話でかける場合もあります。
そういう時ほど長電話になる場合が多い。
月額1000円でかけ放題オプションをつけることができますが、そうなると楽天モバイルに対して料金面での利を失います。
ahamoに新規契約すると、家族割引や光割、長期契約優遇がなくなってしまいます。
要するに「docomoを解約してahamoを契約する」という構図になっていることが残念。
本当にサブブランドではないと言い切るなら、これはマズいのでは・・・。
せめて契約年数を留保するなどの対策が講じられること期待します!
とはいえ!!!
ahamoの料金体系は割引に頼らなくても十分お得なプランです!
「楽天モバイルUN-LIMIT」を選ぶメリット・デメリット
「世間の大人どもが本当のことを言わないからオレが言ってやる。」
「金は命より重い…!」
利根川さんからのコメントは以上です。
タダに勝るものなし。
楽天回線圏内で生活されている場合は、無制限データ使い放題。
尚且つ、月に20GB以上のデータを使う人であれば、ドコモahamoより楽天モバイルが適しています。
ただしこの恩恵を受けられるのは東京・名古屋・大阪の極一部エリアのみであり、万人が享受できるメリットとは言えません。
楽天モバイルの場合は、楽天回線のメリットを享受できないことがそのままデメリットに繋がります。
ドコモahamoが月間20GBプランであることと比較すると5GBというのは圧倒的に劣ります。
パートナー回線しか使えない場合、月に5GB以上利用する人は楽天モバイルよりドコモahamoが適しています。
楽天モバイルが提供する楽天回線は大手キャリア3社に比べると電波の質が劣ります。
それは周波数帯(バンド)と呼ばれる区分けの違いによるものです。
むしろパートナー回線でauから間借りしている電波の方が安定しています。
楽天回線が受信できればデータ無制限で使える一方で、ドコモは20GBながらも屋内や地下でも安定した電波の受信ができるメリットがあります。
【結論】ドコモ「ahamo」vs楽天モバイルどちらがおすすめ?

ahamoか楽天モバイルどちらがお得かは、普段のスマホの使い方と生活拠点で変わってきます。
月にどのぐらいデータ容量を使うのか、5分超の通話時間、居住地から判断する必要があります。

そんな当たり障りない結論なんて要らない!
とツッコミが入りそうですので、本記事としては以下の提案を記します。
したがって、取り敢えず楽天モバイルを1年使ってみる。
もし満足できなければ、それが他のキャリアに乗り換える理由になります。
価格競争が今始まったばかりですので、楽天モバイル含むすべてのキャリアから新しいプランが登場することが予想されます。
デメリットばかり見ているとなかなか行動に移せなくなります。
どこかで折り合いをつけて、
メリットを最大限活かす選択をすることが一番有益だと感じます。
まとめ
以上、ドコモahamoと楽天モバイルUN-LIMITの比較でした。
ahamoの提供開始は2021年3月です。
まだまだ焦る必要はないように感じます。
私自身は既に楽天UN-LIMITの1年無料期間中で特に不自由がないので、この期間が終わるまで楽天を使い続けます!