実家に帰省したときに本棚で見つけた一冊の本。
それが「やさしい大人の塗り絵」だった。
本屋さんでもよく見かけるので存在は知っていたが実際にやったことはなかった。
やさしい大人の塗り絵:楽しいくまのプーさん編
何年も前に母親が買ったらしいが、ほとんど新品みたいな状態。
この大人の塗り絵というものに妙に興味を惹かれて、1枚借りてやってみることにした。
「楽しいくまのプーさん編」という名前の通り、いろんな場面のプーさんが描かれている。
合計11枚も。
その中でも一番簡単そうなものを選んだ。
塗り始めてから、
‥30分、
‥‥1時間、
‥‥‥1時間半。
意気込んで始めたわけではなかったが、やってみたら不思議なほど夢中になった。
全部塗り終えることはできなかったが、ここまでで少なくとも2時間はかかっていたと思う。
ただ集中していたせいか、自然に時間が流れた。
塗ってみてはじめて分かったが、意外にも主役のプーさんより、イスとか壁面の棚の方が難しい…。
例えば、プーさんが覗きこんでいる棚。
どうしても、お手本のターコイズブルーみたいな色見が出せない。
水色と緑を混ぜたらまったく違う色になって失敗した。(誰か教えてほしい。)
‥とかいう苦戦もあったが、そういう難しさも含めて楽しめた。
初心者にもやさしい大人の塗り絵
初心者にも「やさしい」というのは本当で、色の塗り方について最初にレクチャーページがある。

この色鉛筆ミニレッスンで、「プーさん」や「ピグレット」、背景の「木」なんかの塗り方を教えてくれる。
「色鉛筆は塗り重ねることで深みが出る」という解説もあったので忠実に従った。見様見真似で1個体ごとに10色以上使った。
子どもころは「白色」の色鉛筆なんて使ったこともなかったが、大人になってようやく白色を使う出番がきた。
という感じで、塗り方のヒントをもとに自由に塗っていける。
塗っているのは初心者。
でも、プロっぽい塗り方で楽しめるのが大人の塗り絵の魅力なんだと思う。
だから描いている途中でも、言わば達成感のような感覚を味わうことができた。
現在も「大人の塗り絵」は販売されています。
リンク
筆者が使った色鉛筆はこちら。

三菱鉛筆 色鉛筆24色。
色鉛筆までこだわり始めたらそれはもう趣味の領域だと思う。
おわりに
大人の塗り絵は、脳の活性化とかリラックス効果とかいろんな良いこともあるようだ。
そういう話しは専門家の人に任せることにして、ここでは大人の趣味・息抜きにおすすめの本だということで話を終えることにしたい。
描いているときは、色んなしがらみとかストレスとか全部解放されて夢中になる。
とても有意義な暇つぶしになった。